高卒認定ってしってる?高校中退でも未来がひろがる国の認定試験

進学イメージ 不登校からの進路
画像引用:UNSPLAH

理由はさまざまですが、
「高校に行っていない」
「高校を中退してしまった」

という方も、あきらめないでください。

「高等学校卒業程度認定試験」というのがあって、
これは、文部科学省が行う認定試験で、年に2回行われています。

一度にすべての科目に合格する必要はなくて、
何回かに分けて受験することもできます。

受験費用は、科目数によって違いますが、
一番多い科目数でも8,500円です(令和2年度時)


高等学校卒業程度認定試験(以下、高卒認定)に合格すれば、

「大学に行ってみたい」
「専門学校で学びたい」
「希望の会社に就職したい」

という未来がひろがります!

この記事で分かること

高等学校卒業程度認定試験について、理解が深まる

高等学校卒業程度認定試験とは?

画像引用:UNSPLAH
children writes in school

例えば、お子さんが高校に行くのがつらくなってしまった場合、

高卒認定を受けて合格すれば、

大学を受験したり、
専門学校を受けたりすることができます。


また、就職する場合には
応募条件が、高卒以上の企業に応募することができます。

ただ、注意しておかないといけないのは、
高校卒業資格ではないということです。

高卒認定は、
「高校卒業程度の学力がありますよ~」
というのを認定する資格であって、


「高校を卒業しました」
という資格ではありません。

卒業認定に受かった時点では、
最終学歴は、「中卒」です。

卒業認定合格後に、
大学に入学し、卒業すれば、
最終学歴は、「大卒」です。

でも、
卒業認定に合格すれば、
その後の頑張りしだいで
高校に行っている子ども達と同じように、
進学や就職への道が開ける
というのはうれしいですね。

高卒認定の受験資格

高卒認定の受験資格を確認しておきましょう。

16歳以上なら誰でもOK!

高校在籍中でも受けられる

大学入学資格を持っている人は受けられない

・高校を卒業した人

・高卒認定(旧:大検)に合格している人

基本的には、
誰でも、
どんな立場であっても、
年齢が16歳以上であれば
受験をすることができます。

高卒認定の試験科目

試験科目を確認してみましょう。(令和2年度時)

合格には、8~10科目が必要になります。

必修科目は、国語、世界史(AかBどちらか)、数学、英語で、必ず取らないといけません。

教科試験科目科目数要件
国語国語必修
地理
歴史
世界史A世界史B
日本史A日本史B
地理A地理B

「世界史A,B」のうちいずれか1科目必修

「日本史A,B」、「地理A,B」の4科目のうち
いずれか1科目必修
※日本史と地理は両方一緒に選べない
公民現代社会
政治・経済
倫理 

又は
いずれか必修
①「現代社会」を選ぶ場合は1科目でOK!
②「政治・経済」と「倫理」は2科目セットで選ぶ
数学数学必修
理科科学と人間生活
物理基礎
化学基礎
生物基礎
地学基礎
2(要件①の場合)
又は
3(要件②の場合)
①「科学と人間生活」を受験する
+基礎科目(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎)の中から1科目=合計2科目


②「科学と人間生活」を受験しない
基礎科目4科目の中から3科目
外国語英語1必修

参考&引用:文部科学省WEBサイトより 

高卒認定は、試験科目を免除できる

高卒認定は
高校などで修得している単位があれば、
試験科目を免除できます。

「もしかしたら、修得した単位があるかも」という場合は、
通っていた学校に単位修得証明書を作成してもらい、
自分が修得した単位があるかどうか確認してみよう。

単位修得証明書を取り寄せる場合、以下のことに注意しましょう。

  • 文部科学省ホームページの様式で作成してもらう
    学校独自の様式だと受付できないことがあるよ!
  • 厳封されている
    厳封されていないと受け付けられないみたいです!
  • 2通取り寄せる
    提出用と自分の確認用で2通必要だよ!

高卒認定に合格したらできること

高卒認定認定に合格すると、
「高校を卒業する程度の学力がありますよ~」と認められたことになり、
様々なことにチャレンジできるようになります。

✅大学に進学できる

✅専門学校に進学できる

✅募集要項が高卒以上の仕事に応募できる

✅募集要項が高卒以上の公務員試験をうけることができる

✅受験資格が高卒以上の国家資格を受けることができる

卒業認定合格後に受験できる国家資格1
卒業認定に合格すれば、様々な国家資格を受験できる

卒業認定合格後に受験できる国家資格2
卒業認定に合格すれば、様々な国家資格を受験できる

まとめ

画像引用:UNSPLAH

さまざまな理由で、
「高校に行っていない」
「高校を中退してしまった」方も

文部科学省が行う高校卒業程度の学力があるかどうかを認定する試験
「高等学校卒業程度認定試験」(卒業認定)に合格すれば、


「大学に行ってみたい」
「専門学校で学びたい」
「希望の会社に就職したい」

という未来がひろがります!

ココロン
ココロン

卒業認定に合格すれば、
その後の頑張りしだいで
高校に行っている子ども達と同じように、
進学や就職への道が開けるというのはうれしいですね

年度が変わると、科目の選び方なども変更される場合があるので
受験する場合には、文部科学省ウェブサイトで最新の情報を確認してみてくださいね。

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