「学校行きたくない」という不登校の子どものこころ

悩む男子 中学生の不登校
画像引用:UNSPLASH

「学校行きたくない」

「もう学校行くの疲れた」

学校に行かれているけれど登校を渋ることが多くなる不登校初期に、

「学校行かないでどうするの?」

「学校休んだら勉強遅れちゃうでしょ」

「甘ったれてるんじゃないの、高校くらい行かないでどうするの?」

なんて言ってませんか?私も言ってました💦

今回は、

不登校初期の子どもはどんなふうに感じているのかを考えてみたいと思います。

この記事で分かる事

不登校初期の子どもは、2つの敵と闘っている

①自分を責めてくる学校や人間関係

②「学校に行かない自分はダメな奴だ」と囁く自分自身

混乱期(不登校初期)の子どもの行動と気持ち

学校に行ったり行かなかったり、
子どもも、行くべきか休むべきかの葛藤で悩む時期。

悩む男子
悩む男子

学校に行かないといけないのは分かっているけれど
どうしても行かれないんだ・・・

混乱期(不登校初期)の子どもの様子

・学校に行ったり行かなかったり
・表情がつらそう
・元気がない
・身体的症状(頭痛、腹痛など)
・拒食、過食
・SNSの書き込みを気にする
・話しかけを拒否

混乱期(不登校初期)子どもの心

・対人不安
・不信
・緊張
・根拠のない恐怖
・いらだち
・嘆き
・自責が強い

この時期の子どもは、親に何を求めているのでしょうか?

葛藤に苦しむ中で、
親に甘えたいという気持ちもあります。

悩む女子
悩む女子

自分からは何も話したくないけれど
何も話さなくても自分の気持ちをわかってほしい


甘えたい気持ちの反面、こんな感情も・・・

悩む男子
悩む男子

自分の気持ちの中にこれ以上、
親が入られるのは嫌だなあ

この時期の親の対応としては、

ココロン
ココロン

受け入れてあげること

学校を休むことを責めないこと

分からなければ、相談機関で迷わず相談

不登校初期の子どもが戦う2つの敵

細かい理由は個人的にそれぞれ違うと思いますが、
大まかにみて不登校や引きこもりになる理由は2つ考えられます。

自分が自分でなくなって、自分が壊れてしまうと思うから

「学校や人間関係がきつい、嫌だ」と感じたとき

我慢しないで 一人になれればいいのですが、
無理をし続けて学校に行き、
自分が壊れてしまうという危機を感じた結果が不登校。

突然不登校になったわけではなくて
今まで精一杯頑張った結果なんだよねきっと。

自分の居場所がない
今いる所や人間関係では 自分らしさを失ったり
自分らしさを奪われると感じるから

居場所がないって本当につらいです。

大人だってそうなのに
傷つきやすい思春期の子にとっては
苦痛以外のなにものでもない ですよね 。



そして、不登校初期の子どもは心の中で2つの敵と闘っているようです。

①自分を責めてくる学校や人間関係

②「学校に行かない自分はダメな奴だ」と囁く自分自身

それぞれの敵について詳しくみていきましょう。

自分を責めてくる学校や人間関係という外的な要因

「自分らしさが奪われそうになるときに 自分らしさを守るために人は引きこもりになる」

「引きこもるという情熱」 芹沢俊介 著  雲母書房

忙しすぎてパンクしそうだったり

誰かに心の中をずたずたに傷つけられてしまったり

子どもは学校でいろいろあったんだよね。きっと・・・。

不登校の原因について「どうして不登校(引きこもり)になるんだろう?」の記事もご覧ください

子どもは、学校に行かないといけないことは十分わかっています。

でも、小さい頃からずーっと 親も子どもも、周りの人たちもみんな
「学校は言って当たり前」の世界で生きてきたから

子どもが学校に行かなくなると不安と焦りでこんなことを子供に言ってしまいがちです。

学校行かないなんて甘ったれたこと言ってんじゃないの!

どうせ、行きたくないから怠けているだけでしょ!

もっと強くならないと、大人になってどうしようもなくなるぞ!

繰り返しになるのですが、

突然不登校になったわけではなくて
無理をし続けて学校に行き、
今まで精一杯頑張った結果が不登校。

子どもを理解してあげることが
不登校解決への道筋になるのではないでしょうか?

「不登校の自分はダメな奴」と自分を責める自分自身

悩む男子
悩む男子

学校は行かないといけないって分かっている

だけど学校に行かれないんだよ

「ひきこもることはいけないことだ」

悩む女子
悩む女子

引きこもっていちゃダメ

そんな自分が許せない

不登校初期の子どもはそう感じて自分を自分自身で責めてしまう。

この自分自身との闘いが一番やっかいな敵のようです。

でも、
不登校や引きこもりに対して 罪悪感をもっている自分
そいう価値観を持っている自分を捨てられたとき
新たに道を歩み始めるのかもしれません。

まとめ

不登校初期の子どものこころについて考えてみました。

突然不登校になったわけではなくて
無理をし続けて学校に行き、
今まで精一杯頑張った結果が不登校です。

不登校になる原因が2つ推測されます。

①自分が自分でなくなって自分が壊れてしまうと思うから

②そこに居場所がないから

そして、不登校初期の子どもが闘っている敵がいます。

①自分を責めてくる学校や人間関係という外的要因

②「不登校になっている自分はダメな奴」と自分を責める自分自身

不登校や引きこもりに対して 罪悪感をもっている自分
そいう価値観を持っている自分を捨てられたとき
新たに道を歩み始めるのかもしれません。

ココロン
ココロン

不登校のお子さんを持つ
ママさんやパパさんのお役に立てれば幸いです。

この記事の参考文献:

引きこもるという情熱 芹沢俊介 著 雲母書房

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