人生いろいろ、十人十色の生き方でいい。「学校に行きたくない君へ」を読んで

学校に行きたくない君へ 未分類
学校に行きたくない君へ 不登校新聞社

こんな風に思っていませんか?

「学校は行かないといけない所」
「学校に行かない=将来不安」

私も思っていました。


「学校に行きたくない君へ」
~大先輩たちが語る生き方のヒント~
不登校新聞社編は、

不登校、ひきこもりの当事者&経験者の若者たちが、

自分自身で聞きたい人に
インタビューをしたものをまとめてある本です。


若者たちが

こころの中で思っている
悩みやわだかまりをぶつけて

それに対する著名人の方々の回答が
個性的で面白い。

不登校のお子さんをもつ
ママさんやパパさんが見れば、

「学校にかなくても、いろいろな生き方があるんだな~」

と考え方を広げてもらえると思うし、

不登校のお子さんが読まれても
共感する部分はいっぱいあると思います。

「学校に行きたくない君へ」おすすめポイント

学校に行くだけが大人になる道ではない
十人十色、いろいろな生き方があっていいんだ
ということを学べる本

不登校のお子さんが読むのも、親が読むのもおすすめです!

不登校児のママさんとパパさんに読んでもらいたい

今は亡き、樹木希林さんのことば

結局、親はその子の苦しみに寄り添うしかないです。~中略~
自分が成熟するための存在なんだと受け取り方を変えるのがいいのではないでしょうか。

「学校に行きたくない君へ」~大先輩たちが語る生き方のヒント~ 不登校新聞社編 
p20 樹木希林さんインタビューより

子どもの不登校も回復に向かっている
今だからそう思えるのかもしれないですが、

「不登校」って、
今までの家族の在り方を変えてしまうくらい
すごい出来事です。

でも、親ができることって結局のところ
苦しんでいる子どもに寄り添ってあげられることしかできないんですよね。

不登校になってしまった「子ども」はもちろんのこと、
わが子を思う「親」も真剣です。

私の場合、今までも「親」として子どもを育ててきたのですが、
あまり手がかからない子だったので、
子どもが勝手に育って大きくなってしまった感じがありました。

子どもが不登校になって、真剣に子どものことを思い
精神的な面で「親」にしてもらったように思えます。

道を外れるのも覚悟がいる

親も子も今の環境や状況を選んだわけじゃないだろうし、
そうならざるを得なかったのかもしれません。

でも、それはそれで親子ともども一緒にやっていこう、と。

路上でもいっしょに生活しようという覚悟を私ならすると思うんです。

「学校に行きたくない君へ」~大先輩たちが語る生き方のヒント~ 不登校新聞社編 
p20 樹木希林さんインタビューより

この一文をを読んだとき、「ハッ」としました。

そうですよね。
そういう覚悟が必要なのかもしれません。

人は「変わらないこと」を大事にしすぎてるんじゃないでしょうか?
何かを経験すれば「人生とはこういうものだ」と確信を持とうとする。

揺らがない、ブレない、それがアカンのです。
頑丈そうに見えて免震構造がない。

~中略~

仏教では「揺らぐ」ことを「風流」と呼びました。
揺らぐことが自然だと思っていれば、~中略~
もっと楽になれるんじゃないでしょうか。

学校に行きたくない君へ」~大先輩たちが語る生き方のヒント~ 不登校新聞社編
p111 玄侑宗久さんインタビューより

しあわせへのポイントは、自分をいかに変えるか?ということみたいです。

「こうであるべき」という確信が、自分を苦しめてしまうんですね。

不登校のお子さんに読んでもらいたい

R-指定さんは不良でもなく、優等生でもなく「自分にはなにもない」という劣等感からラップを始めて、日本一になりました。

僕も「自分にはなにもない」と思っていそれはけっしてるけれど、
それはけっして絶望のことばではなく、

「誰でも、どんなところからでもスタートできるということなんだ」
とお話を聞いて思いました。

学校に行きたくない君へ」~大先輩たちが語る生き方のヒント~ 不登校新聞社編
p145 コラム どんなところからでもスタートできる

本の帯にもなっているフレーズですが、
「どこからでもスタートできる」

勇気づけられます。

不登校生も東大生も内面の苦悩は、ほとんど同じだと感じています。

前者は、「自分自身じゃないもの」になろうとしてなれずに悩み、
後者はなりきって苦しんでいる。

でも「自分自身じゃないもののフリ」をすることをやめないかぎり、
自分の人生は始まらないんです。

学校に行きたくない君へ」~大先輩たちが語る生き方のヒント~ 不登校新聞社編
p225 安富 歩さん(東京大学東洋文化研究所教授)インタビューより

「不登校生と東大生の悩みの本質は一緒」
意外な視点を学べました。

あなただけじゃなくて、不登校をしたり、引きこもっている人は、
いろいろな不安を持っているんじゃないかと思います。

でも不安というのは、だれでも持っているものです。

~中略~

不安よりも自分がおもしろいと思えること、楽しいと思えること、
そっちに力を注いでほしいなと思うんです。

そういう前に進もうという気持ちがあれば、
不安には負けない力になると思うんです。

学校に行きたくない君へ」~大先輩たちが語る生き方のヒント~ 不登校新聞社編
p156 高山みなみさん(声優:名探偵コナン役、魔女の宅急便キキ役など)インタビューより

好きなことに熱中することが、不安に負けない力になる。

好きなことをを始めるまでが、エネルギーがいるかもしれませんが、
おもしろそう!楽しそう!と思えることを
とりあえずやってみるっていうのもいいかもしれませんね。

まとめ

記事でご紹介させていただいた方以外にも
個性豊かな多くの著名人の方々のインタビューが掲載されています。

樹木希林さん

荒木飛呂彦さん

柴田元幸さん

リリー・フランキーさん

雨宮処凛さん

西原理恵子さん

田口トモロヲさん

横尾忠則さん

玄侑宗久さん

宮本亜門さん

山田玲司さん

高山みなみさん

辻村深月さん

羽生善治さん

押井守さん

萩尾望都さん

内田樹さん

安富歩さん

小熊英二さん

茂木健一郎さん

ココロン
ココロン

学校に行くだけが大人になる道ではない
十人十色、いろいろな生き方があっていいんだ
ということを学べる本

不登校のお子さんが読むのも、親が読むのもおすすめです!

不登校の悩みを抱えていらしっしゃるお子さんや
そのママさんパパさんの参考にしていただければ幸いです。

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