「学校に行きたくない」という子どもたちとその親御さんの気持ちに寄り添うブログを書いている「ココロン」って言います。
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学校に行きたくない子ども達やその親御さんへの応援メッセージをつぶやいているので、もし良かったらご覧ください。
今回は「進学校の不登校」について、考えてみます。
過酷な受験を制し、やっとの思いで入学できた学校なのに、
どうして、不登校になってしまっうのでしょうか?

一生懸命に勉強して入った学校なのに
どうして不登校になっちゃったんだろう・・・
そうなんです。最初はココロンも全く理解ができませんでした・・。
でも、いろいろ調べてみると、
進学校は、進学校の波に乗れなかった時、
不登校になりやすい環境にあるようなんです。
この記事では、
✓ 進学校に通う高校生が、不登校になる原因
について考えていきます。
また、
✓ 「進学校に通う高校生」が不登校になってしまった時の対応のしかた
についても、いろいろな専門家の意見をまとめたものを提案していきますので、参考にしていただければ幸いです。

お子さんの不登校回復のヒントになれば、うれしいです
中学生・高校生で不登校になる4つの原因
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進学校に通う中学生・高校生が、不登校になる原因

進学校の中学生・高校生が不登校になってしまう原因としては、以下の事が大きくかかわってきます。
①「課題・やることが多く、気持ちの余裕がない」
・高校生になると、科目が増え、勉強自体の多くなる。おまけに行事も・・・本当に大変です。
②「成績を周りと比べてしまい、自分が劣っているように思える」
・「自分は人より劣っているかも」という気持ち「気後れ」が不登校の本質
③「周りの期待にこたえられない」
・子どもは親の期待に応えようと、頑張ってしまうのです
進学校に通う中学生・高校生が、不登校になる原因:①「課題・やる事が多く、気持ちの余裕がない」

進学校の高校生がつまずくポイントは、やはり学習面。
・物理的な学習量が増える
・学習の難易度が上がる
中学校での学習は、「国語」、「数学」、「理科」、「社会」、「英語」の5教科5科目。
高校1年生の学習では、5教科10科目になります。
科目数が増えるだけでも、学習量の増加は想像できます。
国語 ➡ 古文/漢文
数学 ➡ 数Ⅰ/数A
理科 ➡ 地学/化学
社会 ➡ 現代社会/世界史
英語 ➡ 英語表現/コミュニケーション英語

進学校では、大学受験に向けてカリキュラムが組まれています。
高校3年生1学期には、高校で学習する内容を終え、受験体制にはいるため、
必然と、一日の授業数も過密になり、それぞれの課目の進度も速くなります。

出される課題も多く、やってもやっても終わらないし、やってもやっても成績は上がらない・・・。
中学校と同じ学習量・学習効率では、太刀打ちできないというのが現状です。
更に、文化祭、体育祭、合唱祭などの行事が組み込まれ、忙しさに拍車がかけられます。

課題をやってもやっても、終わらない

勉強をやってもやっても、成績が上がらない
いろいろな事に忙しく、
「やらされ感」が高まってくると
だんだん「気力」がなくなっていきます。


疲れた・・

何もする気になれない・・・
不登校の前兆の頃には、こんな言葉がよく聞かれます。
もちろん、課題の多さや勉強量だけが、「気力がなくなる原因」ではありませんが、
進学校ゆえの学習量や課題の多さは、
子ども達から気力を奪ってしまう一つの原因と考えられます。
進学校に通う中学生・高校生が不登校になる原因:②「成績を周りと比べてしまい、自分が劣っているように思える」
①の項で指摘した「学習量や課題」の増加に加え、
受験を制して入学した「高校」や「私立中学校」では、
同じようなレベル、もしくは、自分よりも頭の良い子たちばかりの集団になるため、
その中で「良い成績」を収めていくのは、至難の業です。

今までそれなりに勉強し、学年でも上位の成績をとっていた子が、
「勉強でつまずいてしまう」ということは、大きな心の負担になります。
不登校の本質は、
「自分は人より劣っている」という不安「気後れ」
と言われています。
不登校に陥る子どもたち: 「思春期のつまずき」から抜け出すためのプロセス「頭の悪い自分」は、まさに、
「自分は人より劣っている」という不安「気後れ」そのものなのです。
不登校の本質「気後れ」については、こちらの記事で詳しくご覧いただけます。


「自分は周りより劣っている」と感じてしまう(気後れ)が、
思春期における不登校の本質。
「学習でのつまずき」は、気後れそのものなんです。
進学校に通う中学生・高校生が不登校になる原因:③周りの期待にこたえられない

「頭の良い優秀ないい子」という周りの期待にこたえることができなくなった時、
学校に行くことに不安を感じてしまう

日本の教育やしつけの特徴は、「いい子」であることを促すこと。
「いい子だから」と周囲の目を気にした形で行動を変えるように諭すのは、日本における教育やしつけのやり方です。
日本の一般的なしつけが、周りの目を意識した形での「いい子」をつくっているのだとすれば、

優秀ないい子でなければならないんだ
という「親の期待にこたえなければ!」という意識が無意識のうちにはたらいているのです。
学校での「うまくいかない体験」が重なると、
「いい子」を維持できなくなるため、学校に行くことへの不安を感じるようになるということです。
これが、不登校の本質
自分は劣っているという不安 = 「気後れ」
なんですね。
良い子が不登校に陥る!? 良い子と不登校の関係についてはこちらの記事をご覧ください!

進学校に通う中学生・高校生が不登校になった時の対応の仕方
進学校では授業の進度が速いので、
学校を休んでしまうと、どんどん授業が進んでしまうので、
勉強の遅れを気にする親御さんも多いと思います。
私の経験上、進学校に通うお子さんが不登校になった時のおすすめの対応については、こんな感じです。
まずは、
「学校に行きたくない」という気持ちを受け止めること
そして早い段階で、
不登校の専門機関やカウンセラーに相談をすること
再登校が難しそうなら
今行っている学校以外の選択肢も視野にいれること
「学校に行きたくない」という気持ちを受け止める

今までと違ったこと
自分の中に認識としてないことを受け入れるのはとても難しいです。
学校に行かれないことを責めてしまったり、
学校に行かれないことを「甘えてるだけ」、「怠けてるだけ」と思っていたり・・・
最初はそのような対応をしてしまいます。
でも、子どもの気持ちに寄り添うこと無しに、
「不登校」を解決することはとても難しいのです。
不登校になった子どもの気持ちについて、こちらの記事でご覧いただけます。
もしよろしければご覧ください!
本で学ぶなら、こちらがおすすめ。
中学生・高校生で不登校になってしまう心理が理解できます!
不登校の専門機関やカウンセラーに相談をする

相談することを躊躇してはいけません。
早めに相談をして、きちんとした対応をしていけば、
再登校することも可能かもしれません。
不登校の問題は、家族の中だけで解決をするのはとっても難しいのです。
相談するところはいくつかあります。
無料で相談できる所もあります。
親が第3者と関わることが、お子さんにもいい影響を与えます。
是非、早めに相談してください。
今行っている学校以外の選択肢も視野に入れる

過酷な受験を制して、やっとの思いで入学した「進学校」
「子どもが進学校に通っている」というのは、親にとっても鼻高々です。
でも、お子さんが学校に行かれない状況にあるということは、
学校に行くことで、辛い気持ちになってしまっているということです。
大学に行って社会にでるためには、今の学校でなくてもいいのです!
通信制高校に通いながら、受験を視野に入れた勉強をしたっていいし、
高卒認定をとって、塾通いから大学に行ったっていいのです!
大事なのは、「気力」です。
何かをやってみようと思えるエネルギーです。
引きこもる期間が長くなると、そこから抜け出すのに時間がかかります。
不登校の経過にはパターンがあって、多くの不登校の子ども達は下の図のような経過をたどって、回復していくそうです。

低迷期になってしまうと、家から全く外へ出なくなってしまう日がつづき、
「何かをやろう!」という気力も低迷してしまいます。
学校に行ったり、行かなかったりの間に、
「今の学校に通う」以外の選択肢も考えてあげてください。
「今の学校に通う」の一択よりも、
いくつかの選択肢をあたえてあげることで、心の重荷は軽くなるはずですヨ。
通信制高校に転校して、大学に進学することもできます!
全寮制の私立高校に転校して、大学進学を目指すお子さんもいらっしゃいます!
文科省認定の「高校卒業認定試験」に合格して、大学に進学することもできます!
進学校出身だと、大学進学を意識してしまいますが、
大学に行かなくても、お金を稼いで金持ちになっている人はいっぱいます。
選択肢は1つではありません。
いろいろな選択肢をお子さんに提示してあげることも
不登校を解決につながるのではないかと思います。
不登校からの進路はこの記事をみてみてね。

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「どうして進学校の中学生・高校生が不登校になるの?その原因と対応」のまとめ
【進学校と不登校】をテーマに考えてみました。
①「課題・やることが多く、気持ちの余裕がない」
・高校生になると、科目が増え、勉強自体の多くなる。おまけに行事も・・・本当に大変です。
②「成績を周りと比べてしまい、自分が劣っているように思える」
・「自分は人より劣っているかも」という気持ち「気後れ」が不登校の本質
③「周りの期待にこたえられない」
・子どもは親の期待に応えようと、頑張ってしまうのです
【進学校の中学生・高校生が不登校になった時の対応】
まずは、
「学校に行きたくない」という気持ちを受け止めること
そして早い段階で、
不登校の専門機関やカウンセラーに相談をすること
再登校が難しそうなら
今行っている学校以外の選択肢も視野にいれること

お子さんの笑顔がもどるといいですね。
参考にしていただければ幸いです。
この記事を書くにあたって参考にさせていただいた本
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