「学校に行きたくない」という子どもたちとその親御さんの気持ちに寄り添うブログを書いている「ココロン」って言います。
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今回は「思春期と不登校」の関係について、考えてみます。
どうして、中学生や高校生で不登校になってしまう子が増えるんでしょうか?
下のグラフは、学年別の不登校児童生徒数です。
中学生になってからの不登校児童の数が、グンっと多くなっています。


小学生の時は、あんなに元気に学校に行っていたのに
どうして不登校になっちゃったんだろう・・・
本当に「どうして?」って思いますよね。
中学生・高校生の不登校は、思春期ゆえの心のあり方が関係しています。
この記事では、
✓ 中学生中学生・高校生の思春期に、不登校におちいりやすい理由
について考えていきます。
また、
✓ 「思春期の子ども」が不登校になってしまった時の対応のしかた
についても、いろいろな専門家の意見をまとめたものを提案していきますので、参考にしていただければ幸いです。

お子さんの不登校回復のヒントになれば、うれしいです
子どもが「学校行きたくない」っていうのはどうして?

中学生・高校生で不登校になる4つの原因

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中学生・高校生の「思春期」で、不登校が増える理由

どうして、中学生・高校生の「思春期」になると、不登校が増えるのでしょう?
思春期における不登校のきっかけは、
①「不安」
・対人過敏性による不安 = 「気後れ」が不登校の本質
②「無気力」
・嫌なことや苦手なことを避ける「回避性」が潜んでいる
ということのようです。
不登校に陥る子どもたち: 「思春期のつまずき」から抜け出すためのプロセスより
中学生・高校生の「思春期」に不登校が増える理由:①「気後れ」
小学校高学年の「前思春期」から「思春期」にかけては、
「他人からどう思われているか?」をすごく気にする時期。

友達からどう思われているか?
嫌われないか?
変な風に思われていないか?

思春期は、そんなことを気にする時期なのです。
「友達からどう思われているか?」ということを気にしすぎて、
本来の自分を出すことができず、周りに何でもあわせてしまう状態が強くなった状態が「対人過敏症」。
対人過敏症+何らかの「つまずき」の重なり
➡ 「自分は人より劣っている」という不安「気後れ」
不登校の本質は、この「気後れ」であると指摘しています。
より
【気後れ】は、周りに合わせた自分「自己」が、強くなりすぎてしまった状態になります。
思春期は、
周りに合わせた自分「自己」と
こうだと思っている自分「自我」を
すり合わせて、自分を確立する時期だと言われています。


思春期は、周りからどう見られているか気にする時期。
周りから見られている自分を意識しすぎて、
自分らしさを見失っている時に
「友人関係」や「学習の問題」などでつまずいてしまうと
「自分は周りより劣っている」と感じてしまう(気後れ)が、
思春期における不登校の本質みたいだよ。
中学生・高校生の「思春期」に不登校が増える理由:②「無気力」
無気力とは?
自分がやるべき仕事や勉強に対して関心や意欲がもてず、無為な時間を過ごしてしまう状態
無気力(無気力症候群)とは?原因とカウンセリング効果より抜粋。

やりたいことが何もない

何をやっても楽しくない

もうやだ。逃げたい

いらいらする。集中できない
思春期における「無気力」は、
周りに合わせた自分「自己」が強すぎて、
本来の自分である「自我」が弱く、
周りに振り回されてしまっている状態が背景にあると指摘されています。
(「不登校に陥る子どもたち」 成重竜一郎 著 合同出版より)

思春期に、無気力になる原因はこんな事が考えられます。
思春期における「無気力の原因」
✅親子関係が支配的だった
✅親の思いを優先させ、自分の気持ちをずーっと表現できなかった
✅本来の自分(自我)が弱すぎて、自分を肯定できない
✅受験勉強や部活動などで、エネルギーを使い果たしてしまった
✅不幸な出来事により、打ちのめされてしまった・・・等
良い子が不登校に陥る!? 良いこと不登校の関係についてはこちらの記事をご覧ください!

中学生・高校生の「思春期」に不登校になった子どもへの対応は1つ

思春期に不登校になった子どもへ、親はどんなふうに接していけばよいのでしょう?
中学生・高校生の「思春期」に不登校になった子どもへの対応
子どもが感じている「自分は他人より劣っている」という感情【気後れ】をへらす
対応としては、これ以外にないと 成重竜一郎 氏は、「不登校に陥る子どもたち」(合同出版)で指摘しています。
ただ、不登校の経過には、パターンがあるので、
ご自身のお子さんがどの段階にいるのかで、対応の仕方を変えていく必要があります。

各過程での子どもの様子と、対応の仕方についてはこちらの記事をご覧ください。

お子さんの「S.O.S」に気づくための身体のサイン

子どもが不登校になった時の基本の接し方

家を居場所にするメリット

【思春期と不登校】中学生・高校生で「学校行きたくない子」が増える理由2つのまとめ
「【思春期と不登校】中学生・高校生で「学校行きたくない子」が増える理由2つ」をテーマに考えてみました。
【思春期における不登校のきっかけ】
①「不安」
・対人過敏症による不安 = 「気後れ」が不登校の本質
②「無気力」
・嫌なことや苦手なことを避ける「回避性」が潜んでいる
【中学生・高校生の「思春期」に不登校になった子どもへの対応】
・子どもが感じている「自分は他人より劣っている」という感情【気後れ】をへらすこと。
不登校の回復には過程があるので、ご自身のお子さんがどの過程にいるかで、対応は変わってくる。

お子さんの笑顔がもどるといいですね。
参考にしていただければ幸いです。
この記事を書くにあたって参考にさせていただいた本

不登校に陥る子どもたち: 「思春期のつまずき」から抜け出すためのプロセス
思春期のこころのあり方と関連した不登校という現象を、丁寧に解説してくれています。
また、不登校の各段階での対応の仕方も参考になります。
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