不登校に関するブログを書いている「ココロン」です。
Twitter(ココロンママの不登校ノート)でも、不登校のお子さんやその家族の方の気持ちが楽になるようなメッセージをつぶやいています。
子どもが不登校になると、「勉強の遅れ」が気になります。

学校の授業についていかれなくなって
ますます、学校に行きづらくなっちゃうわ。
不登校のお子さんをもつ親であれば、心配になりますよね。
今回の記事では、
不登校になって全然勉強をする気配のない状態から「どのようにして、勉強を再開していくのか?」について考えていきます
この記事では、こんな事が分かります。
【不登校の中学生・高校生が勉強をするまでの3ステップ】
✅STEP1:できない時はやらない
✅STEP2:まずは、好きなことをやってみる
✅STEP3:「やってみようかな」って思えたら、少しずつ始める

勉強をさせようとしても勉強しません。
「本人が勉強をしてみよう」と思えるまで見守っていきましょう!

不登校の中学生・高校生が、勉強をするようになる3ステップ

今まで、勉強をしなかった日々が続いた子どもにとって、
「勉強をする」ということは、大きなストレスです。

やらなきゃいけないのは、分かっているんだけど
どうしても、やる気が出ないんだ!
勉強はしたほうがいいというのは、分かっていても中々始められないものです。
ということで、この章では
・不登校性が勉強を始めるタイミング
・不登校生の勉強を始めるための3ステップ
について、提案していきます。
ステップ1:不登校中の勉強は、できない時はやらない。心の回復を優先する


だいたい、ずっと家にいるんだから
勉強くらいすればいいのに・・
そう思うのですが、
【勉強をする】って結構エネルギーがいるんです。
まずはコレ!
心の回復を優先し、休むことが大事!
不登校の時って精神的に不安定なことも多いですよね。
だから、勉強の事を考えられない時は考えなくてOK!
気分が乗らない時は、
✅好きなことする
✅寝る
これでいいんです!

よし、頑張ってやってみようかな
そう思える時に少しずつ始めましょう!!
自分の中で「もう一度、勉強を始めてみよう!」と思った時が、
勉強を再開するタイミングです。
本人がそう思えるまでは、休息を優先します。

焦らなくても大丈夫!
勉強なんてやる気になれば、いつでもできるよ!
不登校生の回復への様子はこちらの記事でご覧いただけます!

ステップ2:不登校生の心の回復には、勉強以外の好きなことからはじめてみる

不登校生が、勉強を始めるためのステップ2は、
勉強以外の好きなことからはじめてみる
ということです。
「小さなことから、コツコツと!」なんて言いますが、
まずは、「好きなことをやってみる」など、
小さなことから始めることがおすすめです。

不登校問題に長年取り組んでいらっしゃる先生も、こう仰っています。
好きなことをすると、苦しいことを忘れて落ち着いてくる
周りの人が認めてくれると「自分はこれでいいんだ」と思えてくる
「好きなこと」をすると自信につながり、何かやってみようと意欲がふくらむ
「不登校、ひきこもりと向き合う」p20 不登校問題を考える東葛の会『ひだまり』より引用
好きなことをすると、
やる気のホルモン「ドーパミン」が出てきます!

「ドーパミン」が出てくるとストレスへの耐性も高まり
勉強もやってみようかな~と思えてくる!

まずは、自分でやってみたいこと、好きなことから始めてみよう!
保護者の方なら、好きなことをやらせてあげましょう!
ステップ3:不登校生の勉強は「やってみようかな」って思えたら、少しずつ始める

ちょっと勉強してみようかな~
こんな言葉が、子どもが言うようになった段階で、
やりやすい方法で勉強を始めます。
小さな目標からはじめる
「よし、やるぞ!」って思ってから
こんな目標かかげていませんか?

よし、明日から勉強を始めてみよう!
遅れを取り戻すために毎日頑張るぞ!
やる気のホルモン「アドレナリン」によって
やる気のある時は、なんだかできそうな気がして
大きな目標を掲げてしまいますが、
やる気と根性の「アドレナリン」のホルモンは長続きしないんです。
「やる気」が無くなった時に
目標も達成できず
できなかった自分にたいして、自己嫌悪になってしまいます💦

だから、
最初はびっくりするくらい小さな目標でいいんです。
・一日5分だけ、教科書を見る
・一日一問数学の問題を解く
・一日一文字、漢字の練習をする

え!?
そんなペースじゃ追いつかないよ!!
保護者の方もついつい言いたくなってしまうけど、こんな声掛けはNG

もっとたくさんやらないと
全然追いつかないよ!
そうかもしれませんが、最初はこれでいいんです!
やり始めることが大事!!
そして、小さなノルマが達成できたら終わりにして

よし、今日は頑張ったぞ!
「やり終えた!」って思える達成感が大事なんです!!
繰り返す
人の脳は、何度も同じ行動を繰り返すと習慣化できるようになっています。
1日5分、勉強できた!

1日1問数学の問題解けた!

1日1文字漢字を練習できた!

一見、進んでいないような小さな目標ですが、
達成感を感じて、自分で「よっしゃー!」って思えることが
脳にとっては、とっても意味があるんです。

ゲームと同じ。
ゲームをクリアすると、達成感がありますよね。
そして、たのしくなる!
その時、脳では快感のホルモン「ドーパミン」が分泌されるんです。
だから、またやりたくなる。
勉強も同じ。
達成感を感じられるような小さな目標を繰り返してみよう!

挫折しない目標を毎日続けるのがこつだよ!
ゲーム感覚で勉強できる学習教材「すらら」

少しずつ勉強の量や質を上げていく
人の脳は、繰り返すことで
行動がエスカレートするようにできています。

最初は5分間する勉強が苦しかったとしても、
1か月もすれば、5分では物足りなくなってくる!
「勉強する」、「机に向かう」ことに慣れてきたら
少しずつレベルアップしていきましょう!
1日5分の勉強 ➡ 1日6分の勉強
毎日1分ずつ増やしていけば、
30日後には、35分になります!
60日後には、65分になります!

「30分も勉強できた!」
「1時間も勉強できた!」という達成感がえられます。

この達成感により、
やる気のホルモン「ドーパミン」が出てきて
勉強が楽しくなってくる。
また、記録をつけておくこともおすすめです!
月曜日は、数学を10分、英語を10分など・・・。
記録が残っていれば、頑張っている自分を確認できるので、ここでも達成感を感じることができます!!

やりやすい方法で、勉強の質と量を上げていく

ある程度、勉強習慣が身についてきたら
勉強の質と量を上げていきましょう!
今の世の中、自宅にいても勉強できる環境は整っています。
オンライン学習などの通信教材は、
パソコンやスマホがあれば、勉強をすすめられます。
「自分自身でやってみたい!」
「これならできそう!」
という、自分でできそうなものからやってみるのがおすすめです。
自宅学習で勉強をすすめられれば、

もう一度、学校に行ってみようかな~

高卒認定試験を受けてみようかな~
など、次なるステップに進んでいくこともできます。
不登校生におすすめ勉強法は、こちら!

家庭教師もおすすめ!不登校生対応の家庭教師サービス!

「不登校の中学生・高校生が勉強をするための3ステップ」まとめ
【不登校の中学生・高校生が勉強をするまでの3ステップ】について考えてみました。
✅STEP1:できない時はやらない
✅STEP2:まずは、好きなことをやってみる
✅STEP3:「やってみようかな」って思えたら、少しずつ始める
「いつまでにSTEP3になるのか?」
「いつから本格的に勉強をしだすのか?」
その子によって違うので
ハッキリと【いつ】というのは、わかりません。
不登校になった子どもを
周りにいる人が
叱責せず、温かい気持ちで見守ることで
心が回復してきます。

○○してみようかな~
自分自身でやってみよう!と思えるまで、
見守っていきましょう!

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