「学校に行きたくない」という子どもたちとその親御さんの気持ちに寄り添うブログを書いている「ココロン」って言います。
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Twitter(ココロンママの「学校行きたくない」想いによりそう思春期ポジティブ子育てラボ)でも、
学校に行きたくない子ども達やその親御さんへの応援メッセージをつぶやいているので、もし良かったらご覧ください。
子どもが不登校になり、
家に引きこもることが多くなってくると、親は不安になります。

このままずーっと
引きこもりになってしまったらどうしよう!?

分かりますよ~その気持ち。
『本当にこのまま引きこもってしまったらどうしよう!?』
って不安になりますよね。
そんな不安を抱えてしまう不登校中期に、
親として知っておくと心が楽になることを考えてみました。
自分自身の経験と専門家の意見をまとめたものをお伝えしますので、参考にしていただければ幸いです。
こんな方に読んでほしい
お子さんが不登校になってしまい、家にいることが多くなっている。
「この先どうなってしまうのか」と悩んでいる方
【引きこもりが中心】不登校中期の子どもとの接し方について知りたい方は、こちら。

うちの子だけじゃない【中学生・高校生の不登校の中期】の子どもの様子を知る

知らないこと、初めてのこと、この先どうなるか分からないことに対して、
人は不安や恐怖を感じます。
なので、この時期のお子さんの様子を知るということは、
不安を少なくできるのではないかと思います。
家族とも会話をしなかったり、
部屋にとじこもっていたり、
1日中、ゲームをしていたり・・。
親も心配になります。
低迷期(不登校中期)の子どもの様子
・家に引きこもる時間が多くなる
・午前中は体調不良
・午後は元気
・昼夜逆転
・ひたすらスマホ
・ひたすらゲーム
・ひたすら音楽をきいている
・ひたすら動画をみている
・家族を避け、自室にこもる
・一人で食事をとる
・風呂に入らない
・歯をみがかない
・髪をきりにいかない
・学校や勉強の話題を避ける
・好きなことだけして怠けているように見える
・少し話しかけてくる
・意欲がわかない
引用:東京都教育相談センター 広報「すこやかさん」第32号

行ったり行かなかったりの五月雨登校さえなくなり、
学校に行かない日が続いている・・・
この時期のお子さんって
本当にエネルギーが枯渇している状態で、
何もやる気がわかない感じでなのです。

親としては、毎日、本当に不安です。
でも、この状態がずーっと続くわけでもないのです。
心配ですが、この時期は「こういう期間なんだ」
とわかっているだけでも、気持ちに余裕ができます。
【中学生・高校生の不登校中期】どうして引きこもってしまうのかを知る
五月雨登校でも「学校に行かなくちゃ」という素振りがあったお子さんが、
ある時点で、学校に行く準備すらしなくなる時がきます。

どうして、学校に行こうという素振りもなくなり、家に引きこもってしまうのでしょうか?
自分が周囲より劣っているという感覚【気後れ】が、極限に達したから
不登校に陥る子どもたち: 「思春期のつまずき」から抜け出すためのプロセス
何とか学校に行こうと頑張ったけれども、行かれなかった自分に対して

学校に行くのはもう無理
という「あきらめモード」に入ってしまったということのようです。
でも、あきらめないでくださいね。
この状態がずーっと続くわけではないのです。
親としてはこの時期、本当に不安になります。
でも、きちんとした対応をしていけば回復への兆しがみえてくるのですから・・・。
【中学生・高校生の不登校中期】不登校の過程を知る
不登校にはパターンがある
と言われています。

不登校の過程を知ることで、不安を減らせるよ
不登校の心の回復の過程は、大きく分けて3つ。

①混乱期(不登校初期):不登校で言うと、学校を休みがちになる初期の段階
⇩
②低迷期(不登校中期):自己治癒期
自分の世界に浸れる場所で過ごすことで「自分は自分でいいんだ」という
自己肯定感にたどりつく期間
⇩
③回復期(不登校後期):新しい自分になって再スタート

個人差はあるかもしれません。
・すぐに回復できる子
・回復までに時間がかかる子
違いはあるかもしれません。
不登校の過程として、上記のような過程をたどっていくことが多いと言われています。
不登校になった子どもは、親が想像する以上に自分を責めています。

学校に行かれない自分は、ダメな奴なんだ

学校に行かないで、
親を困らせてしまう私ってダメな奴・・・
最終的に克服するべきものは、「自分」のようです。
不登校やひきこもりの子どもが 最大の敵「自分を責めてくる自分」を
克服するためには どうしたらいいのか?「自分の中に攻め込んでくる世界とを遮断する心の場所」 が必要なようです
参考:「ひきこもるとういう情熱」 芹沢俊介 雲母書房

子どもが負っている心の傷の深さや周りの環境にもより、
引きこもる期間というのは変わってきますが、
「自分の中に攻め込んでくる世界とを遮断する心の場所」 =自己治癒期
という過程があるからこそ次の段階にすすめるのです。

今は、低迷期で家に引きこもっている状態かもしれませんが、
適切な対応をしていけば、少しずつ動き出し、回復していくことができます!
「こころのエネルギー」がたまってくると、
家族と話をしたり、
笑顔が戻ってきたり
家族と一緒に食事をとったり
するようになってきます。

そうなってくると、
次のステップ「回復期」に進めるようになってくる日も近いようです。
不登校の回復の過程についてもっと詳しく知りたい方は、こちら。

混乱期(不登校初期)の子どもの様子と対応については、こちら。

回復期(不登校後期)の子どもの様子と対応については、こちら。

【中学生・高校生の不登校中期】「独りで悩まないで!」相談場所を知る
子どもが学校いかず、家に引きこもりがちな「不登校中期」
不登校の本人も不安ですが、
親としても不安な日々が続きます。


今の接し方でいいのだろうか?

このまま、大人になっても引きこもってしまったらどうしよう?
そんな不安を毎日抱えながら過ごす日々は、心身ともに疲れてしまうのです。
引きこもりが中心の不登校中期を乗り切るための「ココロンからのお願い」
・一人で悩まない
・家族の中だけで、問題を抱え込まない
親が問題を抱え込んでしまうと
子どもが社会と繋がりにくくなってしまいます。
不登校は恥ずかしいことではありません。
この世の中、どんな子どもにも起こりうることなのです。

だから、一人で抱え込まず、家族だけで解決しようとせずに、
不登校問題を専門に扱っている医療機関やカウンセラー、NPO団体などの
家族以外の人とつながる事が大事なんですヨ。

【中学生・高校生の不登校中期】「このままずーっと引きこもってしまうのでは?」と不安な方に知ってほしいことのまとめ
【中学生・高校生の不登校中期】「このままずーっと引きこもるかも」と不安な時に、親が知っておきたいことについて考えてみました。
知らないこと、初めてのこと、この先どうなるか分からないことに対して、
人は不安や恐怖を感じます。
不登校中期を乗り切るためには、「知ること」が大事なんです!
① 不登校中期の子どもの様子を知る
② どうして引きこもってしまうのかを知る
③ 不登校の過程を知る
④相談できる場所を知る

お子さんにとっても
親にとってもつらい時期です。
でもこころのエネルギーが溜まってくると
お子さんが元気になってきます♪
「いつかわからないけれど、
回復するということは分かっている」
ということです。
この時期を乗り越えるためにも
信頼できる相談機関に相談してみましょう。
親も子供も孤立しない
大事です!
この記事を書くにあたって参考にさせていただいた本

不登校に陥る子どもたち: 「思春期のつまずき」から抜け出すためのプロセス
思春期のこころのあり方と関連した不登校という現象を、丁寧に解説してくれています。
また、不登校の各段階での対応の仕方も参考になります。

「ひきこもり」救出マニュアル〈理論編〉 (ちくま文庫)
「ひきこもり」の治療に長年携わった著者:斎藤環氏の経験から、具体的なQ&Aが豊富に掲載されている正に「引きこもりのマニュアル」。不登校の引きこもり状態も参考になる事例も多数。

「ひきこもり」救出マニュアル〈実践編〉 (ちくま文庫)
実践編もあり。
引きこもった状態から回復するには、家族以外の第3者との関りが重要と言われています。
授業の遅れを取り戻したり、受験への対策を講じるのに、不登校のお子さんにとって「家庭教師」は最適な選択と思われます。
不登校生の気持ちに配慮した先生を派遣してくれます!
不登校の悩みも相談できる家庭教師サービス「家庭教師のがんば!」
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