「明日は学校に行くよ」に込められた不登校の子ども心理

中学生の不登校

不登校に関するブログを書いている「ココロン」です。



この記事では

・最近、子どもが不登校気味で、学校に行かなことで悩んでいる方

・「明日は学校に行くよ」と言うのに、どうして朝になると行かないんだろう?と悩んでいる方


の為に、

不登校の子どもの「明日学校に行こうかな~」という言葉の意味を理解し、
親がとるべき対応について考えてみました。



不登校の子どもの「明日は学校に行くよ」の意味

悩む子ども
画像引用:PEXELS



夜寝る前、こんな会話ありませんか?


悩む男子
悩む男子

明日は学校行こうかな~

保護者
保護者

本当?
頑張って行ってきな!

朝になると、
登校の時間になってもなかなか起きてきません。

悩む保護者
悩む保護者

ねえ、
もう学校出る時間だよ!

どうするの?

悩む男子
悩む男子

やっぱり今日は、
学校に行くのやめた


明日行く・・・

悩む保護者
悩む保護者

・・・・・・

不登校のお子さんを持つご家庭では、よくある状況です。

親が
「学校どうするの?」と聞くと、


「明日は行こうかな~」と答える不登校の子どもは多いようです。

でも、子どもは本当に「学校に行きたい!」って思っているのでしょうか?


不登校の子どもにとっての「明日は学校に行くよ」には、こんな意味がこめれられています。

不登校の子どもの心
「学校に行く」 ≠  「学校に行きたい」


「学校に行く」 =  「学校に行くべき」という気持ちの表れ


だから、
「明日は学校に行くよ」と言っても、
「本当に学校に行こう」と思っているわけではないのです。



不登校の子どもの「明日は学校に行く」への対応の仕方

朝起きられない
画像引用:UNSPLAH

子どもは、どうして「明日は学校に行く」って言うの?

「学校に行きたくない」って思っているのに、
どうして「明日は学校に行く」って言うのでしょうか?


不登校の子どもの心の中で、こんな思いを抱いています。

悩む男子
悩む男子

学校は行かなきゃいけない所って分かっているんだよ

でも、朝になると体がうごかなくなってしまうんだ

悩む女子
悩む女子

学校に行かれない私ってダメなやつだわ

子どもにとって、「学校は行くべき所」と分かっています。
でも、体は学校を拒否してしまう。

そして、
「学校に行かれない自分はダメな奴」という
レッテルを自分自身に貼ってしまう。


「行くべきと考える頭」と「行かれない体」が分裂してしまっている状態のようです。

不登校の子どものこころについては、こちらの記事もご参考になさってください。

「学校行きたくない」という不登校の子どものこころ
不登校初期の子どものこころについて考えてみました。 不登校は突然なったのではなく、無理祖し続けて学校に行き、今まで精一杯頑張った結果が不登校。 子どもの状況を理解してあげることが不登校解決への道筋になるのではないでしょうか?

「明日は学校に行くよ」への対応の仕方

会話
画像引用:UNSPLASH
悩む保護者
悩む保護者

学校に行かないなんて甘えているだけ
このままじゃ、怠け癖がついちゃうわ

子どもが学校を休みがちになった時
親は不安になり、

「怠けてるのではないか?」
「甘えているのではないか?」

と思いがちですが、

「学校に行かれない」ということは、

学校と距離をとらせる何かが、本人の心や体に感じられている
ということです。


学校に行かせるということよりも、
「子どもの心に寄り添ってあげる」ということが大事!

こんな風に接してみましょう。参考にしてみてください。

  • 「心配しているよ」
    「力になるよ」
    「きみの気持ちの沿って動くよ」
    「体が心配」
    というメッセージを送る

  • じぶんの気持ちやできごとを
    子どもが自然に話せるような雰囲気づくり

  • 学校の先生、友達、兄弟にきいてみる

  • 子どもが話したがらないのに
    根ほり葉ほり聞く

  • 話さないことを責めて追い詰める

  • 暴力による聞き出し

  • 「お金あげるから」等、
    金品をあたえて聞き出す

  • 「解決のため」、
    先生や友達などに
    親が勝手にはたらきかける

参考&引用:
「ひきこもり/不登校の処方箋~心のカギを開くヒント~増補版」著者:牟田武生

まとめ

不登校の子どもの「明日学校に行こうかな~」という言葉の意味と

そんな時に親がとるべき対応について考えてみました。

ココロン
ココロン

「学校に行かれない」ということは、

学校と距離をとらせる何かが、本人の心や体に感じられている
ということです。


学校に行かせるということよりも、
「子どもの心に寄り添ってあげる」ということが大事!

不登校のお子さんを持つ保護者の方の参考にしていただければ幸いです。

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